歩かない親が歩くようになった!|1年かかった歩行器選び
親が歩くのを嫌がる——そんな姿に、もどかしさを感じたことはありませんか?
わが家の義母も、50メートル先の店にも車をだして!と言って歩かない時期がありました。
でも、歩行器を使い義母に合ったものを探して変えていくうちに、
毎日、朝の散歩をするくらいとまでに変化したのです。
この記事では、義母のリアル体験をもとに、歩行をサポートするカート選びのコツを紹介します。
歩かない生活で起きていたこと

- 家の玄関に横付けしたクルマまでしか歩かない。実質3メートル?
- 100メートルない近所のお店も車で移動
- スーパーではカートを使っての買い物は出来たが、最後は義父が買い物を済ませるようになっていまいた。
- 段差は後ろ向きで降りるのがやっと
車中心の生活が続いていると、歩けないことに困らないため、歩ける距離が短くなっていき気づいたときには、10メートルもひとりで歩けなくなってました。そうなると「歩くこと」そのものが怖くなり、筋力も低下していくのを感じました。
最初に試した「歩行器」と「カート」の失敗談
1代目・室内専用になってしまった歩行器
支えがないと足が前にでないけど、スーパーのカートを使用すれば歩けるというので1代目の歩行器を親戚が買ってきてくれました。
ホームセンターに売っている紫のきれいな花柄模様の歩行器は、すーさん(義母)近所の人になんて言われるか?と人からの目を気にしていたり、派手な色が好みではないようで、外で使うのは「恥ずかしい」と、何かと言い訳をつけて、結局、外では使わずじまいでした。
しばらくしてから家の中の移動に使ってました。室内移動がスムーズになり、洗濯物など運ぶのにこれはこれで便利なようです。
2代目・小型カートで気持ちが変わる
とにかく外歩きをしてほしいので、次の一手ですーさんを実際歩行器を専門に取扱しているお店に連れて行き、本人に選んでもらいました。
シンプルなデザインを気に入り、2代目は小さめのカートを選択。
これがきっかけで、少しずつ散歩を始めました。
外出が増え、近所の人と世間話しをしたりして、なかなかいい感じ!と思っていたところ、数カ月ほど経つと「二の腕が痛い」と言い出し、また歩かなくなりました。
近所の方も同じように「腕が疲れる」と話していて、
どうやらカートの高さやバーの幅が合っていないのが原因のようでした。
シンプルデザインの歩行器は、調整するところが少なく思うような高さに出来なかったのが残念でした。
3代目・介護保険レンタルできる歩行器
介護保険で歩行器をレンタル出来るというので、次はしっかりした作りのものをレンタル。
高さ調整やブレーキがついていて、安心感が全然違います。福祉用具の方がすーさんの話を聞きながらアドバイスをしてくれて、やっと長く使えるものを見つけられたようでした。
散歩を再開しこのまま歩く距離をのばせそうだなと思いきや・・・
4代目・介護保険レンタルで「理想の1台」に出会う
近所の人が使っていたモデルがとても使いやすいと噂を聞き交換したいと。再度福祉用具の方に歩行器の変更を申し出ました。そんなに違いなさそうだけど?と申し訳なく私は思っていたのですが、快く聞いてくださり、現在の歩行器に落ち着きました。

これが一番使いやすい
とかなりお気に入りに。正直違いが私には分からず???ですが、使用者にしかわからない違いがあるのでしょう。交換してもらえるのは、レンタルのありがたいところですね。
歩く習慣が戻ったあとの変化

選びに選び抜いた一品の歩行器ですので、これで歩いてくれるか期待をしていると、
今回は大成功!今では、毎朝10分の散歩が日課に。気候が良ければ近くのお店にだって買い物に行けるように。
病院やデイサービスへの外出も楽になりました。
最近では歩く姿勢もしっかりしてきてるようにみえます。
腰部の脊柱管狭窄症があるすーさんは、支えがないと歩けませんが
痛みが少なく、しびれもないので、“歩く習慣”を取り戻せたのかもしれません。
足が前に出なくなってしまったとき、そのまま何もせずいたらと思うと、すーさんよく頑張っています。
補足ですが、運動嫌いのすーさん、自ら歩くようになるまでは、私の夫が毎日散歩チェックをしておりました。毎日毎日「歩いてるか〜?」と、この声掛けも歩く習慣になったひとつだと思います。
歩行器選びで大切にしたいポイント
- 本人が実際に試してみる
- 高さ調節ができる
- ブレーキがしっかりしている
- 長期で使用すると思わぬ不具合が出ることもある(腕の痛みがでた)
- 見た目も使用するうえでテンションが上がるのでお気に入りのデザインも大事
おすすめ:介護保険でレンタルできます
まとめ|“歩く気持ち”を取り戻すために

義母が歩くようになったのは、自分に合ったカートを見つけたからでした。
雨の日が続いたある日、3日ほど外に出られずにいたら、便秘が悪化したらしくすーさんが「歩かないとだめだね〜」とぽつり。
その一言に、歩くことへの意識がすっかり変わったんだなと感じました。
小さな気づきが、自立の意欲を支えているのかもしれません。
本人の意思を確認しながら選んだ歩行器
その一歩を支えるアイテムが、親の自立を守る力になるかもしれません。

